議案提出があった場合の本件の質疑、討論の
通告期間や
委員会付託につきましては、次回の
議会運営委員会で御協議いただきます。
次に、(2)の
人事案件でありますが、
人権擁護委員の推薦について、当局から今
定例会最終日に提出したい旨の
申し出がありました。本件について当局の
説明を願います。
8
◯沢滝福祉部長 私のほうから
人権擁護委員候補者の推薦にかかわる
説明をさせていただきます。
本市におきまして、現在36名の方に
人権擁護委員をお願いしてございます。このうち
任期満了となる3名について法務大臣に推薦するため、
人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会にお諮りするものであります。
候補者について御
説明いたします。
お手元の資料をごらんください。
資料1ページの3名の被
推薦者のうち、2名は再任を、1名は新たに
委員をお願いするものでございます。
資料2ページから4ページの再任をお願いします2名の方ですが、
杉山佳代子様は平成12年から、
丸山尚子様は平成21年から、それぞれ
人権擁護委員として
人権啓発活動、
相談活動等に積極的に御尽力されており、今後も
活動経験を生かし、再任をお願いするものであります。
1枚めくっていただきまして、資料5ページの被
推薦者は杉山 孝様でございます。杉山様は小中学校の教諭、校長などを務められ、学校内の
人権教育の推進に活躍されました。その経験を生かし、
地域社会における人権問題にも強い意欲をお持ちのため、
人権擁護委員としての積極的な活動が期待できることから、新たに
委員をお願いするものであります。
人権擁護委員推薦の
説明は以上でございます。よろしくお願いします。
9
◯近藤委員長 ただいまの
説明について
質問はありますか。
〔「なし」〕
10
◯近藤委員長 特にないようですので、
質問を打ち切ります。
本件につきましては
最終日の7月5日の本会議において、
委員会付託案件及び
追加提出議案の議決後に議題として、
市議会の
運営等に関する規約第31条の規定により、
委員会付託は省略し、市長からの
提案説明の後、質疑、討論、それから採決の順で議事を進めてまいります。
本件の質疑、討論の
通告締め切りは7月3日の正午となりますので、御承知おきください。
お手元の略歴は、
議会運営委員会終了後、全議員に配布いたします。
ここで
行政管理部長から発言の
申し出がありますので、お願いいたします。
11
◯池谷行政管理部長 このたび清水副市長が
国土交通省に帰任することとなりましたので、御報告させていただきます。
本市といたしましては、引き続き
国土交通省から副市長を招聘したいと考えております。つきましては、今議会において選任のお願いをさせていただくことになりますので、よろしくお願いいたします。
12
◯近藤委員長 ただいま
説明があった
人事案件につきましては、臨時の
議会運営委員会を開き、
取り扱いを御協議願うことと思いますので、御承知おき願います。
次に、議題2の
総括質問の人数割についてであります。
資料2をごらんください。
お手元のとおり、
一覧表を作成いたしましたが、18名から通告がありました。この
一覧表に記載してある順に行いますので、御承知おきください。
質問日程及び人数割でありますけれども、22日は、1番、
自民党、
大村一雄議員から7番、
共産党、寺尾
昭議員までの7人、25日は、8番、
共産党の
鈴木節子議員から13番、
市民自治福祉クラブの
佐野慶子議員までの6人、26日は、14番、虹と緑の
宮澤圭輔議員から18番、
自民党の
佐地茂人議員までの5人としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」〕
13
◯近藤委員長 御異議もないようですので、そのように決定いたします。
ただいま決定しました人数割によりまして、改めて
通告一覧を作成し、22日の本会議で議席に配布いたします。
それでは、当局の方は、ここで御退席いただいて結構でございます。
〔
当局退席〕
14
◯近藤委員長 それでは、次に、3の今
定例会で審査を行う陳情については、6月18日に締め切り、資料4のとおり、3件の陳情が提出されました。
このうち1)の新たな
人権救済機関(
人権委員会)の設置を目的とする法律の制定に反対する
意見書の提出を求める陳情については、規約第53条第2項の規定では、所管が明らかでないもの及び外交・防衛その他の国政に関するものは
議会運営委員会に付託することになっておりますが、当
議会運営委員会に付託するか、他の
常任委員会に付託するか、御協議を願いたいと思います。いかがですか。
15
◯鈴木(和)
委員 この案件は前回も議運で議論して、それで取り下げてもらった経緯があったんじゃないか。
16
◯近藤委員長 事務局、どうですか。
17
◯望月議事課長 前回、
人権侵害救済法、仮称でございますが、これに関しての陳情ということで出まして、内容的には似たような内容で、議運で協議をしていただいたことがあるというのは記憶しておりますけれども、取り下げまでのところは確認しておりませんので、また改めて確認いたしたいと思います。出されたのはたしか2年ぐらい前になると思います。
18
◯近藤委員長 じゃ、いいですかね。本陳情は
議会運営委員会に付託するということでよろしいですか。
〔「はい」〕
19
◯近藤委員長 それでは、そのようにお願いいたします。
次に、2)、3)の陳情については資料4に記載のとおり、それぞれ所管の
委員会に付託することとしてよいでしょうか。
〔「はい」〕
20
◯近藤委員長 それでは、そのように決定いたします。
なお、
陳情文書表につきましては、22日の本会議の議席に配布いたしますので、御承知おきください。
また、
議会運営委員会に付託することになりました陳情は、7月4日の
議会運営委員会で審査いたしますので、よろしくお願いいたします。
次に、4、
会派提案の
意見書案であります。
お手元の資料5をごらんください。
まず、
公明党から
意見書案1件が提出されておりますので、
趣旨説明をお願いします。
21
◯馬居委員 資料5にあります
公明党提出の「防災・
減災ニューディール」による
社会基盤再構築を求める
意見書案ということで、防災・
減災ニューディールという言葉がちょっとわかりにくいかと思いますが、いわゆるアメリカの
経済政策のあの言葉を使った防災・減災の施策で、そこに書いてあるとおりなんですけれども。今回の
東日本大震災の復興、そのための資金をしっかりと投入してもらいたいということを国に要請したいということです。
今、これだけの不景気の中で、何が一番重要かというと、やはり景気の回復、
活性化ということで、それを防災・減災の中でしっかりとやってもらいたいということなんです。橋、道路、あるいは水門だとか、50年ぐらい前に一気につくったものが、今すべて老朽化していて、それを少しずつ直していくことで寿命を延ばしていくというような形をとっていく。その中で経済を
活性化して、雇用もふやしていくということで、一石二鳥、三鳥の効果があるのではないかと考えます。ちょっとこの防災・
減災ニューディールという言葉がどうかというのはありますけれども、そういう趣旨で、国に
公共投資をしっかりとやってもらいたいということを、ぜひ
意見書として出していきたいという趣旨です。
22
◯近藤委員長 次に、
共産党から
意見書案2件が提出されておりますので、
趣旨説明をお願いいたします。
23
◯鈴木(節)
委員 共産党提案の2案です。
まず、
消費税増税法案等に関する
意見書案ですが、今ちょうど
国会審議のさなかで、どういう決着になるか行方が全く混沌としてわかりません。ただ、自民、民主、公明3党は合意したようですが、国会の外では反対が大きく巻き起こっていて、国会の会期も延長するというようなことで、まだ流動的な案件です。ちょうど
静岡市議会も7月5日は
最終日ですが、国会で議論の真っ最中ということで、やはり国民の民意を受ければ、今国会での成立を急ぐのではなくて、
徹底審議、そして国民の世論を反映させたものにするという、最終的にはそういった内容を求める
意見書案になっていますので、ぜひ同意いただきたいというものです。
もう1件が
大飯原子力発電所3号機、4号機の再稼働に関する
意見書案です。
これは既にもう
野田内閣がこの大飯原発の3号機、4号機の再稼働を決めましたけれども、これもまだ昨年の福島の事故から1年と少しが経過しただけであって、原因もきちっとまだ解明されていません。そういうもとで再稼働を急ぐのではなくて、いろいろな問題がまだ浮上しています。原発の
推進機関と
規制機関が分離していない問題、それから、各地の原発で新たな
活断層の存在が指摘されている問題というのがありながら、この夏の
電力不足を理由に再稼働を強行するというのは大変問題があり、性急過ぎるということです。
この
意見書案の内容は国民の理解が今得られていない、性急であるというところから、国に対しては再稼働の決定を撤回して、第三者による
専門的機関による新たな基準を確立して、その
安全性を徹底的に確保するよう求めた
意見書ですので、審議いただきたいと思います。
24
◯近藤委員長 ただいま
趣旨説明のありました
意見書案については、
総括質問実施日の間等に会派間の調整をしてもらって、7月2日の正午までに
事務局に提出されるよう、お願いいたします。
次に、5の平成24年9月
定例会の日程についてですが、資料6をごらんください。
9月
定例会については、9月6日
招集告示、9月13日から10月16日までの会期34日間の
会議日程案となっております。
なお、この案は、10月11日、12日に
全国都市問題会議が盛岡市で開催されることから、議員の参加も考慮いたしまして、該当する期間は休会とした案を作成してあります。
日程案については、7月4日、
議会運営委員会で決定しますので、よろしくお願いいたします。
なお、決定した日程につきましては、7月5日の本会議の議席に配布いたします。
次に、6の提出された
要望等の
情報提供についてでありますが、前回の
議会運営委員会以後、昨日までに提出のあった
要望等は、お手元に配布した
参考資料のとおり1件であります。
次に、7のその他であります。
まず、(1)の
委員会における質疑についてであります。
4月に開催されました
常任正副委員長会議において確認された件でありますが、
委員会における質疑については、案件の決定に影響しない参考、確認のための質疑で、当局の対応に時間を要するものについては、後日報告または
資料提出を受けるようにお願いいたします。
また、
議案審査に当たっては、事前に確認や
資料要求をすれば足りる事柄は、
委員会開催前に時間的余裕を持って行い、効率的な運営に努めてください。このことについては、会派の
所属議員の皆さんにも周知をお願いいたします。
次に、(2)の本会議の
質問方法、
委員会の運営についてであります。
前回の
事務局からの
説明も踏まえまして、本日はこの2点につきまして各会派から御意見を伺いたいと思います。
それでは、最初に、本会議の
質問方法について、まず、
交渉会派の
委員から御意見がありましたら、お願いいたします。
25
◯鈴木(和)
委員 要するにこれは一問一答ということでいいわけですね。一問一答というのは
議会改革特別員会で導入しましょうと。しかし、中身については議運でということになっておりまして、
自民党は基本的に、今割り当てられている会派の時間は動かさない。割り当て時間は動かさないで、一問一答の場合については答弁も含む。一問一答だから3回を超えることがあると思います。無制限ということも考えられますけれども、どこかで何回までという制限をかけることも1つの考え方だと思いますが、基本的には往復、答弁も含んだ時間で3回を超えてもいいのではないかということであります。
26
◯尾崎委員 会派でいろいろ議論をしてきたんですけれども、この示された案に対して、それぞれに意見を言わせてもらう形をとります。
この
共通事項については、まず、3番ですけれども、当局が
質問に対する的確な答弁をするために、聞き取りに十分に応ずるという
議員側の縛りが書いてあるんですけれども、
当局側のことが書いてないということで、わかりやすい
質問、答弁としていくためには、やっぱり当局も、言葉はいいかわからないですけど、答弁の調整というのには十分に応じていただきたいなと。例えば答弁を受けての2回目の
質問であったりだとか、あと、2回目に聞くことになっていたことを1回目の答弁で言ってしまうとか、そうした行き違いがあるとよくないですし、ヒアリングと実際の答弁が内容的に違うといったことも実際に起こったことがありますので、そうしたことに対して、やっぱり
当局側のことについても書き込んでもいいんじゃないかという意見です。
次に、最近特にそうですけども、
質問の中で言っていることを、また当局も同じ内容を繰り返すような、何かちょっと冗長になっているんじゃないかという気もするので、ポイントを充実させていただきたいという意見があります。
そうしたことを入れていただければということと、あと、
代表質問の
やり方についてですけれども、ここは一問一答を外しているということで思うんですけれども、特に一問一答で何回も何回もということを想定しているわけではないんですが、
分割質問という
やり方を前提として、それでも
項目数が非常に多いので、3回という
回数制限はなくしてもいいんじゃないかと。そのかわりわかりやすい
質問、答弁というのを
質問者自身がうまく意識できるようにしたほうがいいんではないかと思います。
代表質問については、
回数制限はなくすというのはどうでしょうかという提案です。
次に、
個人質問の部分ですけれども、一問一答の導入を前提に話をしますと、
自民党と同じで、
会派持ち時間制は維持するという前提のもとで、答弁を含めて、現状6対4、
質問6に対して答弁4というような中で時間の想定をされているようですけれども、最近
田辺市長になられて5対5ぐらいになっているのかなという印象を持ちますので、答弁を含めておおむね
質問時間の2倍を超えないようにするという時間制限を設けたらどうかと思います。そのためにはやはり当局も冗長な答弁にならないように、やはり
簡素化といいますか、
簡明化といいますか、そうしたことに当局も協力をしていただかなければならないだろうと思います。
回数制限については、基本的になしということで、2回目の
質問などは、特に自席とか
質問席を設ける必要があるんじゃないかということ。あと、やはり議長の裁量で、やっぱりここはもうしつこいというようなことがあれば、さばくというようなことが求められていくんではないかと思います。
代表質問で1つ言い忘れがあるんですけれども、
代表質問の3番のところで、
質問時間は50分を限度として、答弁を含めておおむね2時間を超えないようにするという目安があるんですよね。それはだから、
質問は60分とすれば
答弁込みで2時間という、大体5対5ぐらいなのかなという前提で、
代表質問の一問一答の部分も、答弁を含めておおむね
質問時間の2倍を超えないようにするというような時間的目安をルールとして設けたらどうかということです。(「2時間ということですか」)そうです。
27
◯馬居委員 公明党ですけれども、
持ち時間制とか、あと、回数が3回までというのはそのままでいいんじゃないかということですね。ということで、あとは一問一答で、一問聞いてすぐ答える。それについて聞いて答えるというような形が、聞いていておもしろいんでしょうけども、ただ、その
質問が本当にどういう方向に行くのかということとか、あと、本当に
質問したことに対して的確にその場で答えていただけるかどうかということ、いろいろな意味で非常に難しいだろうということで、できれば今の小項目まできちんと通告をした形で、聞いたことに対してとんちんかんな答えが返ってくるようなことがないように、正確な
質問、正確な答弁ということをやっていっていただきたいというのが
公明党の考え方です。
〔「時間はどうなの」〕
28
◯馬居委員(続) 時間は、細かいところは詰めてないんですけど、そのままでいいということです。現行どおりでいいということです。
29
◯近藤委員長 現行どおりね。
30
◯鈴木(節)
委員 まず、本会議のほうですけど、この
事務局の示した資料で、先に
代表質問ですけど、2月
定例会のほか、市長選挙後の
定例会でもできると。この場合確認したいのは、
代表質問なので、時間は50分ということですか。前回のときは時間が50分じゃなかったけれど、
代表質問ですので50分ということを、明確にここで規定をすることを確認したいということです。
個人質問なんですが、一問一答については、現在の
会派持ち時間制ではなかなか時間が足りないというのが実感ですけれども、皆さんが
持ち時間制ということにこだわるのであれば、最終的に
質問の10数分というのは担保すること。あと、答弁を長々とされたら、少数会派にとっては
持ち時間制はきちっと担保されないと困ります。答弁も含めてその倍ぐらいにはなると思うんです。答弁を含めれば、その倍ぐらいの時間になるのは当然なので、そういう考え方でいくべきだと思います。
それと、これはきょうどこまで議論するのかイメージがよくわからないんですが、例えば
質問事項のすり合わせについてどこまで決定するのかとか、
質問はどこでやるのかとか、局長が答弁に困ってしまった場合、補佐する人を入れていいかどうかとか、もっと細かい、いろいろな規定をしなければと思います。きょうはどこまでやるのかがちょっと私もわからないんですけど、前回出たこの案を基本にして、もう少し詰めていくという考え方でいいですね。
そうすると、ほかの
市議会でやっているところを見ますと、いろいろな細かい取り決めもしているんです、スムーズにやるための。ですので、そうしたところももう少しいろいろ参考にして詰めていったほうがいいと思いますので、きょうのきょうだけで決めないようにしていただきたいと。それは主張しておきます。
31
◯近藤委員長 よろしいですか。
〔「1つ忘れていました、済みません」〕
32
◯鈴木(和)
委員 一問一答の場合の考え方で、今度選択制で取り入れようということだけど、基本的なことは基本的なことで決まっているわけ。
代表質問の
やり方も全部決まっている。これは動かさない。
それと、レクチャーもきちっと、馬居
委員が言ったけど、一問一答の場合にはどこまで何ができて、わからなくなっちゃうので、やっぱりきちっとレクチャーはすること。それが大原則です。
33
◯近藤委員長 じゃ、続いてオブザーバーの皆さんから御意見がありましたら、どうぞ。
34 ◯松谷オブザーバー 導入はもちろん賛成なんですけど、我々の場合、持ち時間が非常に短いので、一問一答制の採用というのは現実的には難しい感じもいたします。その意味で、今の
質問時間を崩さないというように鈴木
委員も言われたんだけれども、最低20分とか、若干時間をふやすということも検討対象にしていただきたいと思います。
それから、一問一答制の場合、
質問、答弁のやりとりをすることになると、今までは登壇しましたけれども、
質問席を設けるか、自席での
質問にするか、何か登壇してのやりとりというのは時間の問題も出てくるんじゃないかなと思いますので、もう少し合理的にできるような仕組みが必要かと思います。
それから、一問一答を選択した場合に、レクチャー、細かい打ち合わせみたいものというのはどこまでやるのかということと、しかし、それがまたおもしろいというのもあるんですよね、聞いている人や、やっている人は。議員の側で大体状況をわかっている人や、傍聴者に来た人には、逆にそういうあいまいな形でやりとりするというのはおもしろいと。これだって現実に政治の世界であるわけで、その辺のところでどこまで詰めるかというのは、これはもう少し時間をかけて議論をしたほうがいいんじゃないかと思います。
35 ◯風間オブザーバー やはり時間の問題が非常に気になるところなんですね。やっぱり議員としては、議会が当局をチェックしていくという状況の中で、与えられた権限を十分に発揮していきたいとは思います。
また、一問一答方式のメリットもあるんですけども、そのメリットを行使することによって、かえって時間の制約を受けてしまうということになると、その選択肢が非常に狭まってくるということもあります。特に小数会派に関しては時間の制約が絶えずつきまとってくるものですから、議員としての権利については、1個人の、1議員としての権利にも十分配慮していただいて、今後の微調整はあると思いますけれども、その辺についてだけは、御考慮をいただきたいと思います。
36 ◯佐野オブザーバー 資料の最初に書いてあります
共通事項のわかりやすい
質問を行うことに努めるという内容と、それから、実際にはどういう形に持っていくのかということというのが、ちゃんとした想像力を持ってやること。こういう仕組みをつくるよ、こういういい点はあるけれども、でもやっぱり不自由な点があるよと。より不自由になったら何もならないわけでして、そこのところはやっぱり配慮して、傍聴に来ている方、あるいはインターネット中継を見ている方にもわかりやすい開かれた議会にしていくということを大前提にして議論をすべきだと思います。
その点では形式と時間ばかりを非常に気にされておりますけれども、そのことだけではなくて、実際にはどんなふうに運用していったらよりわかりやすいシステムをつくることができるのかという方向で、これからの議論をぜひ
委員長の取り計らいで進めていっていただきたいと思います。そういう点では、私どものように極めて時間の少ない、制約のある今の
総括質問方式で、
質問の
やり方に苦慮しながら、常に時間との戦いを強いられている者といたしましては、いいアイデアを出させていただきたいと思っております。そうでないと、つまらないところだけに神経を使うわけですよ。あと何秒だとか、あるいは一問一答方式のどこで切るのかとか、レクチャーのときに1回目はここまでとか、そういうことというのは余り得策ではない議論のような気がするんです。鈴木
委員のように美学が違うところにある方にとってはそのことが重要かもしれませんけれども、私はぎちぎちにしないで、つまり当局の答弁だって市長が非常に言葉にこだわったり、あるいは、ここでそのことを言う必要があるのかと思うような内容が語られることもあるわけですけれども、それでも私どもにしましては、やっぱり市長のこだわりだということで、そこは受け入れるということも時には必要だと思います。
そういう点では、
質問のみの
持ち時間制には、時間の長短の問題が1つあります。一問一答方式の中で、本当に11分とか12分の
質問というのが実現可能かどうかということは、やっぱりちゃんと議論したほうがいいと思います。それは、自席でやるだとか、
質問席を設けるとか以前の問題ですよ。物理的に可能かどうかという、その議論を聞いていて、わかりやすいのかどうなのかといいますと、私もそんなにゆっくりしゃべるほうではありませんけれども、何かぱっぱっとやっている、あの機関銃のような
質問、そういうのが3回も4回も続いたら、やっぱりそれは切ない話です。でも、時間の制約があるなら、技術的にそうせざるを得ないという問題も出てくるじゃないですか。つまりレクチャーのところできっちりやったとしても、レクチャーした人と
質問者と担当者はよくわかるけれども、聞いている人にはさっぱりわからない。だから先ほど尾崎
委員がおっしゃったように、当局が復唱せざるを得ない。それはこちらが
質問した内容は極めてそぎ落とされた内容だけど、
質問者の求めているものは、レクチャーの中でこういうところを実は聞いているんですということを答弁でわかりやすくするために、わざわざ復唱せざるを得ないようなことも起こっているわけです。
そうではない場合も存在しますけれども、いずれにしても、
質問のみの
持ち時間制度ということで、当局の答弁内容について、時間を短くしろだとか、2倍の範囲でやるとかというのは、私はいかがなものかと思いますので、それは持ち時間の短さを克服することもあわせて議論をしなきゃだめだなというように(発言する者あり)いいえ、そんなことございませんわよ。最低シビルミニマムというのがあるんですから、本当に。
それから、
質問席の問題ですけれども、やはりわかりやすくするためには、自席というのはここから写真を撮らざるを得ない。あるいは妙なところから撮るということがありまして、
質問席方式がいいかなと思います。
レクチャーについては議員それぞれの
質問の内容、
質問の仕方、非常に個性があるものですから、余りそのことで縛らないような形が必要かと思います。そういう点では他の議会で、一問一答方式を取り入れているところに行きますと、やはりいろいろな工夫をしているわけです。そこのところは私どもが何も最初のケースではありませんから、幾つか既にやっているところの欠点も含めて、やはり改善をするような方式で取り組んでいくように、さまざまな資料を取り寄せるのは大変なところもありますけれども、でも、実際の運用と、それから、よりわかりやすい
質問になったかどうかの検証も含めて、そういうデータも出しながらぜひ議論をしていただきたいと思います。
37 ◯山根オブザーバー
総括質問での一問一答、その目的というのは、やっぱりわかりやすい
質問、そして、はっきりとした答弁、そこがポイントであります。ですので、レクチャーをしっかりして、聞いている人にとって一問一答は確かにやりとりが聞きやすいとかわかりやすいとしても、結論がわからなければどうしようもないので、私はやっぱりしっかりとした論点をつかんだ
質問と答弁、そのためにもレクチャーをしっかりすべきだと思います。あとはさっきおっしゃったように、出たり入ったりじゃなくて、自席で
質問をするとか、そういうことは付随的なもので、論点を明確に
質問し、それに的確な答えをするという、それが一番わかりやすいと思います。
38 ◯栗田オブザーバー 一問一答方式でいいなという感じを持ったのは、時間の割り振りがあって、当局の答弁時間に触れないで別になっているから、ある一定頑張っていればできるんだろうと、こういう感じはしているわけなんですね。ただ、その中で、先ほどからレクチャーをちゃんとすればいいと、こういう言い方がされているわけですけれども、
質問をして、相手の答弁があって、レクチャーのとき答弁まで全部よこして、1回目の答弁はこうですよ。じゃ、それに伴って2回目の
質問をする。それで、2回目の
質問をしたら、その
質問に対する答弁が来ると、そういう格好であったならば細かい対応もできるんだけれども、それは本来の
質問じゃないと思うんですね。考え方さえちゃんとしていれば、それに対して答弁してくれればいい。レクチャーを細かくして云々という問題ではなくして、考え方を明確に出して答弁してくれればいいんじゃないのか。それに伴った格好で2回目、3回目の
質問がある。そういう形をとってくれたらいいんじゃないのかなということを感じているわけなんです。
私なりに考えてみますと、市の局長というのは、細かいことで、あれは何をやるんだ、これは何をやるんだと。1回で終わるんですか、2回目やるんですか。今の
やり方を見ていますと、2回目をやる場合は、最初から2回目の
質問は何をしますよということで2回目の
質問に入っていく。それは本来の
質問じゃないんじゃないのかな。
質問して答弁が返ってきて、その答弁に伴った形の中で
質問するということが議員に課せられた仕事であろうと感じているわけなんですね。本会議場で
質問に答える皆さんというのは、長い間その分野で仕事をしてきた方々ですから、ある一定の行政の問題はわかっているんだろうと。ただ、今は書かれた答弁書の文章だけを読む、それだけに主眼をおいているわけです。でも、そういうことではなく、
質問に対する答弁、それが一問一答方式として出てくるんじゃないのか。そういうことを感じておりますから、余り枠を狭めることなくしてお願いしたいと思っております。
39
◯鈴木(和)
委員 佐野慶子議員の先ほどの発言の中で、少数会派の時間が少ない、少ないと言うんだけど、そうじゃなくて、議員1人の持ち時間を何分にするかということがあって、その集合体が
自民党だと今22人いるわけですよ。それで、全員がやると同じ時間になっちゃうんだけど、そうじゃなくて会派内の調整の結果、30分の時間がもらえるわけです。1人の会派だけ時間を絞って、特別少なくしてあるということはないわけだから、一人一人の議員は平等な時間の中でやっている。しかし、一人会派はそれじゃ少ないんで、プラスアルファしてあるはずですよ。だから、そういうことを前提に物事を言ってくれないと、一人会派だけ10何分で少ない、少ないと、そこはそういうことじゃないから。先にきちっとしておいてもらいたい。
40 ◯佐野オブザーバー 私が申し上げたいことはもう1点あったのですけれども、今の意見に対して最初に一言言わせていただきます。本会議での
質問に対するこれからの運用方針について議論をするときに、
静岡市議会が今まで決めた
質問時間だとか、それをもう長くやっておりますので、そのあり方も含めて私は検討してもいい時期に来ていると思います。それは平等主義という議会運営の考え方の中で、少し使い勝手がよくないところは変更すればいいわけだし、大会派もそれくらいの柔軟さは持っていらっしゃるだろうと思います。
質問のことですから、そこのところが何分かふえることが議会運営上、足を引っ張るようなことには、私はならないのではないかと思います。
決められた経過というのは無論あります。わかった上で申し上げますけれども、やっぱりその11、2分という時間にならざるを得ない、そういう会派にとってみれば、非常に大事な問題というか、困る問題でして、そこは柔軟に検討をしていこうではないかと、そのように
委員長には取り計らっていただきたいと思います。
それから、もう1つ申し上げたかったことは、レクチャーに関することですけれども、今、栗田議員からもお話がありました。議会の会期というのは今回も22日間、9月議会も34日間とありますよね。そうしますと、取り上げるテーマが極めて流動的なケースもあります。つまりレクチャーをしているときと、
質問するときでは、タイムラグがあるわけですよ。
今回副市長に
質問を申し上げました。東静岡の問題でしたから、来年の春のオープンに向けて市がどういうことをしていくのかということを聞いているわけですよ。でも、その
質問をしたときには副市長がまだ帰任をするなどという話は出てないんです。レクチャーのときにも出てないんです。でも、もう
質問日にはわかっちゃっているわけですよ。当然変更せざるを得ない内容は出てくるわけですね。それは国会に関係するようなこと、国会で審議していること、これからの市政に及ぼす影響が、
質問日には既に変化をしていることは往々にしてあるわけでして、また、皆さんが出されている
質問の中にも非常に焦眉の課題ということもあると思うんです。そのあたりは余りぎちぎちにしないで、当然変更したり、それは修正を加えたりということは必要だと思うんです。そうでないと非常にすえた話になったり、何だか何の話をしているのかということにもなりがちなので、そのあたりは柔軟な
質問の仕方、レクチャーの
やり方、あるいは
質問日にどういうふうな取り上げ方をしていくのか、当然変更もあり得るということも含めて、やはり幅を持たせておいたほうがいいだろうと思います。
41
◯鈴木(節)
委員 先ほど鈴木和彦
委員から、議員は平等だというふうに大変いいお言葉をいただきましたので、それで、ちょっと確認させていただきたいんですが、今の状況は大きい会派は全議員が
質問する権利がありながら、
質問しない人がいると。
質問しない人の時間をもらって、最大30分やっているわけですが、私たち
共産党は57分なんですよ。1人当たり14分、15分、その中で……、(発言する者あり)そうでしょう、だから、やはりその差は歴然としてあるわけですよ。私たちは持ち時間最大の30分の半分しかない中で、もう3回までぎちぎち何秒の単位でやっているわけです。ですので、それは平等ということとはちょっと違うと。会派の大小によって大変苦労を迫られていると。なので、私はあえて鈴木和彦
委員が平等だとおっしゃるので、そうではないでしょうということでの確認なんです。
14分、15分をとやかく言っていません。だから、大会派と小会派によって、1人当たりにすると、時間が大変違うということは歴然とした事実なので、そこは確認すべきだということです。
それで、一問一答制になった場合、
自民党の言う答弁も含めて持ち時間の中に入れるということは、これは大変な後退です。
総括質問であれば、今までやったように、14分なら14分の発言時間すべてを
質問に充てることができるのを、一問一答制にした場合に、答弁も含めてその持ち時間の中に入れるということは大変な後退です。もう半分以下になっちゃうので、その考え方はちょっとおかしいと思うんです。それだけはやるべきじゃないと。それは強く主張しておきたいのと、当然私たちは一問一答制にすれば、もっと時間をふやすべきだと思いますよ。だけど、今決められたルールの中で、
持ち時間制というのが根底にあるんであれば、その中で議論するしかないという最大の譲歩をしているということだけ承知おきください。
42
◯鈴木(和)
委員 くどくなって済みません。そうじゃなくて、今決められているのは、
持ち時間制が決まっていて、
質問の回数は3回という大原則の中で決めてある。これが今度一問一答を導入することによって、回数が3回ならいいですよ。一問一答でも3回というなら、今の中ではまるわけなんです。だけど、一問一答だと、その3回が4回になって5回になるかもしれない。そういう制限を超えるときには答弁も一緒に含めたほうがいいじゃないですかという提案を
自民党はしているわけです。違っても何でも私たちはそういうふうに思っているわけだから。
43
◯尾崎委員 済みません、手短に。栗田知明議員からお話がありましたけれども、私ももう一度繰り返しになります。
共通事項の部分で、わかりやすい
質問にするためには、答弁の調整という言葉がいいのかわからないですけれども、
当局側のそうした協力姿勢がなければ、このやりとりというのは成り立たないという部分があると思いますので、ぜひお願いしたいということです。
ほかの議会ですと、一問一答で
質問しても、時間制限を設けていないというところもあるんだけれども、現状を前提として考えていくのがいいんじゃないかなと考えれば、議員によってはすごく答弁のほうが長いという場合もあるかもしれませんけれども、おおむね5対5。この
代表質問の考え方でもそうしたことが示されていますから、そこを議長の裁量の中でやっていくというのが、時間については僕はといいますか、会派としてはいいという結論を出していますので、よろしくお願いします。
44 ◯剣持
委員 一問一答のその
質問時間をどんなふうにするかということで今各会派の意見が分かれていて、おおむねわかってきたんだけれども、やはりそれをもう一回持ち帰って、ある程度歩み寄られる部分は歩み寄って、まとめる方向で、次回また議論するということでいいじゃないですか、きょうのところは。そんなふうにお願いします。
45
◯近藤委員長 よろしいですね。
〔「はい」〕
46
◯近藤委員長 それでは、次に、
委員会の運営について、
交渉会派の
委員の皆さんから御意見がありましたら、よろしくお願いします。
47
◯鈴木(和)
委員 この件は
公明党の片平議員から提案がありまして、私ども
自民党も、
委員会とはいえども、時間の制約をある程度つけて検討していったらどうかという意見でまとまりましたので、お願いします。
48
◯尾崎委員 会派として意見をまとめてありますので、発表させていただきます。
まず、
委員会における質疑等という、この1番の部分ですけれども、この1番の1)、2)の部分をしっかり徹底すると。確認すれば足りる話というのは、やはりもう事前に済ませておくというのは、これはもう絶対必要だと。
あと、意見ですけど、特に何か事故などがあった場合に、
委員会、協議会などを
委員長が適宜開催していくことをもう少し進めていったらどうかと。あと、これは私も言っていますが、現行の
委員会条例、逐条解説を再確認して徹底していくと、これが必要だろうと思います。
質問や答弁もなるべく
簡明化していく。ほかの
委員への配慮、互譲の精神ということが書かれてありますけれども、そうしたものをもう一度議員がしっかり意識する。あとは
委員長の権限をもう一度しっかり確認する。冗長な
質問は制止するということは必要だと思います。
この
委員会の
持ち時間制については、予算
委員会ではあるというような話ですけれども、
常任委員会では他都市での導入事例もないということをお聞きしますし、昨年の厚生
委員会を念頭に片平議員からも発言があったかと思いますけれども、やっぱりそうした今回の議論のきっかけをつくった議員というのがいるわけですね。心当たりのある議員というのがいるはずで、そうした方に互譲の精神をしっかり持っていただくということが大事だろうということから、結論としては、
持ち時間制の導入には賛成しかねるということになっておりますので、お願いします。
あと、予備日についてですけれども、
委員会が長引いてしまった場合に、予備日の使い方についての考え方というのも整理したほうがいいのではないかと。
委員長の判断でそこら辺もしっかりできるようにしてもいいのではないかと思います。
49
◯馬居委員 どちらかというと、この議論のきっかけをつくってしまったということなんですけれども、やはり
委員会での
質問というのは、一人一人の
委員の公正公平な時間配分ということを考えたときに、1人の
委員が余りにも長い時間ずっと
質問して、したくてもできなかった人が出てきてしまうというような、そういうことというのは、やはりまずいんじゃないかなと思います。一応10時から5時という基準があるので、やはりその時間を守っていただきたいし、その時間内できちんとまとまるような運営をぜひ
委員長にはしていただきたいということで、今、尾崎
委員が言われたとおり、
委員長の権限をしっかりと認めた上で、
委員長がしっかりとその采配を振るって、その時間内にまとめていくということ。議案が多くて長引きそうだなというときには、議事の順番を変えるとか、先ほども言った事前の準備をしっかりやっていくということで、その時間内に何とかおさめていくという
やり方。とにかく、何でも全部
質問していいんだ、10時になっても12時になっても別にいいじゃないかみたいな、そういう考え方はやっぱりおかしいなということで、やはり
委員会の運営の仕方としては、きちんと10時から5時ということを守れるような形で運営してもらいたい。それがもしどうしてもできないということであれば、
持ち時間制をしっかりと設けて、例えば答弁まで合わせて1人1時間以内というような形で決めていかなければいけないのかなとも思っているわけですが、できれば本当はそういう
持ち時間制を設けないできちんと運営ができる形を、みんなで模索していきたいというのが
公明党の考え方です。
50
◯鈴木(節)
委員 そもそも議会の使命ですけれども、何回も言わせてもらいますが、市民の代表として、市民に負託された議員として徹底した議論をすると。審議をすると。当局に対してのチェック機能ですので、その役割を果たすためには、
委員会で徹底した審議は必要なんです。そのために、私たちはこの
市議会でも議会改革のための取り組みをしている最中で、それはすべて市民に開かれ、市民が主人公の
市議会にするためにというのが根底にあります。発端が
委員会で何か長々と
質問があったと言いますけれども、過去には、清水・静岡合併前の事例で、夜遅くまで、深夜までやっていたと思うんです。
今回、特定の議員が長々と
質問したために、ほかの議員が
質問できなかったということがあるのかとか、予備日まで使っても、それでも審議が足りなかったとか、そういう事例はあるのかどうか、まず確認をさせていただきたいのと、主張を言いますと、尾崎
委員がおっしゃったように、
委員会条例、まずこれをしっかり基本として、それはやはり私たちの共通の常識として、それはその範囲内でやるというのはあると思うんです。それで、やはり徹底した議論をするためには、
持ち時間制は必要ないですし、時間が夜になれば、
委員会の予備日を使ってやればいい。そのために予備日があるわけだから、予備日を使ってないのに、みずから審議の時間を縮小するというのは、議会改革に逆行する行為だと思います。導入は絶対に反対ですし、ほかの議会でそうした動きがあるのであれば、まずそれを調べた上で議論すべきだと思います。
持ち時間制については以上です。
次に、付託案件以外の所管事項への対応ですが、この文案を見ますと、必要に応じて閉会中に
委員会を開くとなっていますが、情勢上今すぐに
委員会でやらなきゃならないこともたくさんあると思うんです。それを閉会中というふうにわざわざ入れなくても、
委員会中であっても、情勢上必要な案件については報告と質疑を行うと。これはやはり必要なことですし、今情勢はどんどん目まぐるしく変わっていますので、
委員会開会中でもそれを行うということにすべきだと思います。
51
◯近藤委員長 続いてオブザーバーの皆さんから御意見がありましたら、どうぞ。
52 ◯松谷オブザーバー
持ち時間制導入の張本人というか、何か問題のある人間ということで指摘もされておりますけれども、私は基本的に
持ち時間制の導入には反対です。本来、議会改革で議会のチェック機能を拡大するということが主問題だと思います。市長提案の
議案審査だけで、
委員会の所管事務調査というか、議題外質疑という方法がありますが、
申し出ればすぐできるという仕組みというものが今しっかりないし、その意味で、閉会中云々じゃなくて、やっぱり所管事務調査という形での
当局側に対する議会のチェックという、その枠組みが私は必要だと思います。それが今十分でない中で、時間の問題ということになっているわけですけれども、私はその意味で10時から5時で終わると言われたんですけれども、今の市の予算、約5,800億円はありますけれども、例えば厚生
委員会は、そのうち2,250億円が議案の対象になっているんですね。つまり3分の1がそこの対象なんですよ。その3分の1の税金の使い道を議論するということ。それから、時間自体が非常に短いと私は思いますよ。その中で議員がいろいろ
質問する、チェックするというのは、当然当たり前のことであって、だから、その意味で、今の
常任委員会の持っている性格もありますよ。総務
委員会とか、それぞれの
委員会の性格はあります。ならば、扱っている税の枠における
委員会の組み替えとか、私は一方でそういうことを考えないと、厚生
委員会の2,250億円という、
市議会の3分の1を扱う
委員会における質疑時間が長くなるのは、これは当然なんですよ。そこをきちんと考える必要があるということなんです。
それで、先ほど鈴木
委員から言われましたけど、特定の
委員が
質問することでほかの
委員が
質問できなくなったことがあるんですかということなんですけど、それであるならば、2月議会で各議員が何分
質問しているか全部調査してくださいよ、各
委員会で。どういう
質問をされているか、その中身は自由ですけどね。時間と言うのであれば、そういう時間で、じゃ、1人が1時間
質問して、ほかの方は3分、5分で終わらせる。じゃ、この3分だ、5分だという問題で果たしてチェックしている議会の議員としての役割になっているのかと、これは市民から疑問が出ますよ。そういうこととして、やっぱりこの問題は真剣に考えないといけないと思います。その意味で、私自身のあり方について、いろいろ反省しなきゃいけないとか、
委員会条例をしっかり読めとか、読んで正しくやれといったことについては、私は甘んじて受けたいと思います。それは甘んじて受けますけれども、しかし、この
持ち時間制を導入するというのは、私は議会の自殺行為であると思いますので、そうした点も含めて慎重な議論をお願いしたいと思います。
53 ◯風間オブザーバー 私も
持ち時間制については反対です。あとは
委員会の進行については、やはり
委員長と、構成メンバーとしている
委員の合議でされているものと思いますので、まずはそこをもう一回厳格に、明確に自覚して進行させていくということに尽きるのではないかと思います。
54 ◯佐野オブザーバー 簡潔にやらせていただきます。私も
持ち時間制限などとんでもないと思います。分権一括法のときに、つまり各
委員会にいろいろなものが付託されまして、かなりの本数だったんですね。131議案ぐらいあったかな、ということで、分権推進課の職員が各
委員会に配置されていました。
つまり、これから以降も国と地方との協議の場の問題だとか、あるいは地域主権改革はとまってしまっていますけれども、こういう問題が出てくると、地方議会の
委員会はいろいろと内容が変わっていく可能性はたくさんあります。今問題になっております有権者なり市民の不信感というのは、私は時間を短くすることによって解決するようなものではないだろうと思います。十分な審議をやるということだろうと思います。そういう点からいきますと、時間制限をやるどころか、それは工夫の仕方はありますけれども、夜間、休日、つまりみんなが働いている時間に議会も汗をかくんだということを示していくことも、一つ必要だと思いますし、その中での結論というのを大事にする。でないと、例えば不祥事のようなことが議会のたびに起こってくるようなことに対しては、何だいということになるわけですよ。十分審議しているのかという批判もあります。そのようにしていくべきだと思います。
名物議員というのは私はいたほうがいいと思いますよ、議会というところは。例えば非常に
質問が長い議員だったり、あるいは重度な障害を持っていて、例えば時間中に休憩を取らざるを得ないことというのは、みんな了解できるわけですよ。
静岡市議会だけではないです。全国にはそういう議員がいます。声を出すことが不自由な議員、つまりほかの皆さんがその方の発言を聞き取りにくい、そういうことはいっぱいあるわけです。そうでないと、そういう人を排除するような考え方、つまり効率ばかりが問題ではないだろうと思うんです。そういうさまざまなケースを想像して、今みたいな乱暴な
やり方はやっぱり問題であって、それを
持ち時間制だとか時間制限を設けることなどというのはとんでもない話だと思います。
55 ◯山根オブザーバー 議論の内容が問題だと思います。議論のための議論、そして、時間が長いからといって、それは議論と言えるかどうかという問題があります。私は量より質だと思っております。
したがいまして、
公明党の言ったことが一理あると思っておりますので、
持ち時間制を持つのはよくないということに対しては、私はおかしいというよりも、
公明党が言ったような良識ある
委員会の運営を求めたいと思います。長ければ議論をしているという間違った判断はやめてもらいたい。質の問題です。
56 ◯栗田オブザーバー 議会改革特別
委員会を設置して、今のこの議会の
やり方をもうちょっと市民にわかりやすく、逆に言うと、議員からも当局に対する政策もそう、それから、監督もそう、そういうことが具体的にできるような体制をつくるというような内容も入っていたのではなかろうかなと、こういう感じがするわけですね。そういう中で、逆な形で
委員会で時間を制限するようなことになっていくと、僕は内容は内容で、それは本人の問題であろうと感じておりますけれども、制約をして、その制約が市民から見たら、一体何だねということが言われないような形をとっていかなきゃならぬと。だから、
委員会における時間制というのは絶対とるべきではない。
現実には、僕、
委員会の中で感ずるのは、細かい数字なんかを出していった場合があるわけですね。そんなことについては事前に言っていけば出してよこすんじゃないのかと。休憩したりすることも、(発言する者あり)私は数字なんか出さないよ、数字は出していません。それで、休憩をとったりして、なおさら長くなるような場合もありますけれども、それは事前の対応の問題であろうと感じております。ただ、議案の多い、少ないで補正予算のときと当初予算、決算だ、そういうときとは時間がちょっと違ってくると思いますから、余り目くじらを立てて、長くなったからどうのこうのということなくして、円満な運営を進めていってもらいたい。
57
◯近藤委員長 いいですか。
〔「はい」〕
58
◯近藤委員長 それじゃ、おおむね御意見も出されましたので、本日の協議についてはこのぐらいにしておきたいと思います。
ただいま出されましたいろいろな御意見につきましては、次回7月5日の
委員会までに正副
委員長で少し整理をしておきますので、よろしくお願いしたいと思います。
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59
◯近藤委員長 次に、管外視察についてでありますが、視察先につきまして、長崎市、佐賀市、鳥栖市にお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。資料が最後にありますけれども、詳細につきましては、表をごらんください。
なお、視察に関して
委員会条例で規定している手続等につきましては、
委員長において行いますので、御了承ください。
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60
◯近藤委員長 最後に、市長より駿府楽市の経営状況を
説明する資料ほか2件が提出されております。このことについては、6月22日の本会議冒頭で報告をいたします。また、お手元の資料は
議会運営委員会終了後、全議員に配布をいたしますので、御承知おきください。
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61
◯近藤委員長 以上で議会運営員会を閉じます。
午前11時11分散会
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議会運営
委員長 近藤 光男
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